赤旗2019年12月17日付
内閣支持率で小池氏指摘
日本共産党の小池晃書記局長は１６日、国会内での記者会見で、各種メディアの世論調査で安倍内閣支持率が急落した事態について問われ、安倍晋三首相主催「桜を見る会」の私物化など、あらゆる疑惑の説明から逃げ続ける安倍首相の政治姿勢を示し、「当然の結果ではないか」と指摘しました。
小池氏は、「桜を見る会」疑惑についての首相の説明は“不十分”だとの世論が共同通信の調査でも８３・５％を占めたことに言及。日本共産党の田村智子副委員長や宮本徹衆院議員が追及の先頭に立ち、野党が追及本部をつくり一致結束して追及するなかで、疑惑がいっそう深まる一方、「安倍首相が終始、国会質疑から逃げ回り、最後は（臨時）国会を強制的に閉じてしまった。（支持率急落は）こういう対応に多くの国民が不信と怒り、疑問をもった結果だ」と批判。「“安倍離れ”が始まっている。いよいよ内閣総辞職に追い込むたたかいをやっていきたい」と表明しました。
その上で、安倍首相が、「森友・加計」疑惑や統計偽装問題、「桜を見る会」疑惑などでの野党の追及で、「国会では政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまっている」などと“野党のせい”にしているとして、「国会できちんと説明する責任を果たさず、逃げ回った結果だ」と厳しく批判。「桜を見る会」前夜祭の不透明な収支については“ホテルのせい”にし、招待者名簿の廃棄に日時を要したのも“障害者のせい”にしたとして、「こういう無責任な姿勢が国民から批判されているのではないか」と述べました。