赤旗2019年11月28日付
那覇 小池書記局長「国は財政支援を」
日本共産党の小池晃書記局長は26日、10月末に焼失した首里城(那覇市)の火災現場を視察しました。日本共産党の鶴渕賢次沖縄県委員長代理と古堅茂治那覇市議が同行しました。
小池氏らは、那覇市消防局の山城達(さとし)予防課長、那覇市の比嘉世顕(せいけん)市民文化部長の案内で視察。奉神門をくぐり、正殿を含む火災現場まで進むと、黒こげとなったがれきの山や崩れた「赤瓦」、木造部分が焼けコンクリートがむき出しとなった建物跡が見えてきました。
火災現場を見て、「ショッキングな光景だ。本当に悲しい」と述べた小池氏は、材料調達などの再建にむけた課題や火災があった当時の状況を山城氏や比嘉氏に質問しました。山城氏から火災当時は約80台の消防車が出動し、延焼を防いでいたことや、高度な技術が必要な瓦の調達が困難であることなどの説明を受けました。小池氏が「住民からどういう声が寄せられていますか」と尋ねると、比嘉氏は「沖縄県民にとって常に当たり前だと思っていた首里城が焼失した喪失感が強い。早期の再建を望んでいる」と話しました。
小池氏は、「地上戦で破壊された首里城を再建した県民にとって、首里城は心のよりどころであり、日本中の人々も再建を望んでいる。国には財政支援を求め、早期再建に力を尽くします」と語りました。