赤旗記事2019年11月15日付
日本共産党の小池晃書記局長は14日、党大阪府委員会が高石市で開いた地方議員研修交流会で講演。第28回党大会議案を力に、「党勢拡大大運動」の成功を訴えました。
小池氏は「大阪の党のみなさんは自民・公明に加えて維新の会という『二重の逆流』とたたかう中で、党づくりに取り組まれています。党中央としても、みなさんと連帯してたたかいます」とあいさつ。大会議案の中心点を紹介しました。
綱領一部改定案の大きな柱は(1)植民地体制の崩壊が20世紀最大の「世界の構造変化」と呼ぶベきものであり、それが21世紀に生きた力を発揮している(2)今の中国の実態から「社会主義をめざす新しい探究が開始…」の削除(3)発達した資本主義国での変革が社会主義・共産主義への大道と明確化、と解説。「綱領改定案をロマンと大志をもって大いに語りましょう」とのべました。
野党共闘が前進した4月の衆院大阪12区補選や7月の参院選に続き、今行われている高知県知事選には野党の党首や議員が連日のように応援に入っていることにもふれ、第一決議案(政治任務)を説明。市民と野党の共闘の発展、日本共産党躍進の意義、野党連合政権の必要性を力説しました。
決議案が、国保料の連続・大幅値上げ、住吉市民病院廃止などを大阪で進めた維新が安倍政権の「別動隊」だとしていることを強調しました。
市民と野党の共闘を誠実に貫く党の姿に共感が広がり、これまで党と距離を置いていた人の入党が増えていることも紹介しながら第二決議案(党建設)を説明。「発達した資本主義国での変革は困難とともに、壮大な可能性があります。今のたたかいは未来社会とつながっています。大会議案を全党で練り上げ、党勢拡大大運動を成功させましょう。新しい政治の道を切り開きましょう」と訴えました。
小池氏は参加者の質疑にも答えました。
柳利昭府委員長は、地方議員・候補者が党機関と力を合わせて大会議案の全党討議、「大運動」の先頭にと訴え。参加者は分散会で討論しました。