赤旗2019年11月12日付
小池氏が改めて表明
日本共産党の小池晃書記局長は11日の記者会見で、14日夜から15日未明にかけて行われる天皇の「代替わり」行事・「大嘗祭(だいじょうさい)」についての見解などを問われ、「憲法の国民主権と政教分離の原則に反するものであり、日本共産党は出席しない」と改めて述べました。
日本共産党は昨年3月、天皇の「代替わり」に伴う儀式についての見解を発表しています。
この中で、「大嘗祭」は、天皇が神と一体になり、そのことによって民を支配していく権威を身につける儀式として古来より位置づけられてきたと指摘。これまで政府も、宗教上の儀式とみられることから「国事行為として行うことは困難」としながら、事実上の国家的行事とし多額の公費(宮廷費)がつぎ込まれてきたあり方は、「国民主権の原則にも、政教分離の原則にも明らかに反する」としています。
小池氏は、「今回の『大嘗祭』にも、27億円も公費が使われる。憲法の原則に反する行事には日本共産党は参加しない」と強調しました。