赤旗2019年11月6日付
小池晃書記局長は、第一決議案(政治任務)の結語を行い、市民と野党の共闘を、連合政権をめざす共闘に質的に発展させるとともに、共闘の決定的な推進力であり、日本の政治をおおもとから変革する日本共産党の躍進を実現するとした提起について、「全体として歓迎された」と語りました。
安倍政治からの転換の「三つの方向」に期待の声が寄せられたとして、「三つの方向は、安保法制=戦争法に反対するたたかいの中から生まれ、その後の4年間の選挙協力と国会内外でのたたかいを通じて揺るがぬ理念となった」と語りました。
小池氏は、「討論で、市民と野党の共闘がさまざまな困難と曲折をへながら、新しい到達を築いてきたことが生きいきと語られた」と強調。この流れが、いまたたかわれている高知県知事選への道を開いたとして、「相互に応援する本気の共闘の流れをさらに加速し、野党連合政権をめざす共闘に発展させ、安倍政権を倒し、新しい政治をつくろう」と呼びかけました。
選挙方針の後援会活動で、「必要に応じて、党議員・候補の個人後援会をさまざまな名称、形態でつくり、幅広い方々と力をあわせる活動にもとりくむ」とした提起について、「『比例を軸に』をいささかも弱めるものではない」と強調。個人後援会に参加する人にも「比例は共産党」の支持を広げてもらうように働きかける必要があると述べるとともに、どの選挙区でも一律に個人後援会をつくる提起ではなく、「必要に応じて」つくる方針だと指摘。多彩な形態で党候補を応援する人々について、上から押しつけるのではなく、意見をよく聞き、学ぶ姿勢を大切に相談するようにすると語りました。
「積極的支持者を増やす日常活動の強化」について、小池氏は「共闘の時代に党躍進を勝ち取るカギだ」と述べ、「決議案では、腰をすえてとりくむ課題として、選挙方針の冒頭にすえた」と指摘。このとりくみをすすめる最良、最強の材料である「綱領一部改定案を大いに語り、日本共産党の綱領、理念、歴史を丸ごと理解してもらうとりくみを全国津々浦々で広げよう」と訴えました。