赤旗2019年10月27日付
日本共産党は26日、全国青年・学生党員決起集会を党本部で開き、全国各地の職場、地域、学園で活動する青年・学生党員たちの経験と思いを交流しました。集会の模様は党内通信で中継されました。
田村智子副委員長・青年・学生委員会責任者が報告し、山下芳生副委員長の司会で10人の青年・学生党員が発言。小池晃書記局長が出席しました。
田村氏は、青年・学生の力で「第28回党大会成功をめざす党勢拡大大運動」を成功させようと3点にわたり報告しました。
第1は、若い世代の中に党をつくり、力を合わせて野党連合政権を実現し、党の躍進を切り開くことです。
この中で田村氏は、「政治に希望が見える、青年・学生の切実な要求に応える政策を実現しよう」と述べ、消費税5%減税、学費値下げ、ジェンダー平等・個人の尊厳が大切にされる社会の実現などの課題をあげました。
高校生らが声をあげ、野党が大学入試の英語の民間試験導入の延期法案を共同提出しました。田村氏は、「若者が現実に政治を動かしています。『政治はあなたのためにある』という希望を伝え、民青に迎え、入党を呼びかけましょう」と訴えました。
第2は、党綱領が若者の中で輝き、希望となり、響き合っている条件を生かすことです。
参院選で自発的に党に協力する若者が広がりました。田村氏は「大企業優先」「アメリカいいなり」という二つのゆがみを正す党綱領路線が説得力をもって受け入れられる状況が生まれていると指摘。党綱領と政策を学ぶ「集い」に大いに取り組むことを提起しました。
第3は、集会を力に民青全国大会(11月22日から)と「党勢拡大大運動」を成功させることです。そのために(1)同盟員拡大の目標達成、党として民青と懇談、協力・援助を強める(2)「しんぶん赤旗」電子版の青年・学生への普及、新しく2カ月間購読無料「お試しキャンペーン」の実施(3)青年・学生の中で党員拡大の飛躍をつくる―の三つを提起しました。
田村氏は「社会の変革と自分の歩みを重ねる喜び、党員としての生き方を若者の中に語り、党員に迎えていきましょう。大いに学び合い、励まし合い、みんなの力で『大運動』を成功させましょう」と呼びかけました。
発言した埼玉県北部地区青年学生部長の小山森也さん(28)は、10代20代の党員を増やし、2017年5月以降、民青同盟員をほぼ毎月増やし、民青班をつくってきた経験を紹介、市民と野党の共闘が進み若者と党がつながりやすくなったと語りました。