赤旗2019年10月16日付
日本共産党の小池晃書記局長は15日、国会内で記者会見し、自民党の二階俊博幹事長が台風19号被害が「まずまずに収まった」と発言した問題について問われ、「撤回し謝罪すべきだ。甚大な災害に対する政府・与党の認識が問われる。許せない」と語りました。
小池氏は「発言に驚いたが、撤回しないことにさらに驚いた」と指摘。現時点で70人近くが亡くなり、5500人以上が避難している状況や、7県の47河川の計66カ所で決壊が起き、把握できているだけでも1万棟以上が浸水している状況に触れ、「これだけ深刻な被害を『まずまずに収まった』というのはどういう認識なのかと思う。各党や国民からも非難の声があがるなか撤回もしない。これが今の自民党の姿なのか」と述べました。
また、同日の参院予算委員会で二階氏の発言について問われた安倍晋三首相や菅義偉官房長官が、二階氏に「撤回させる」と言わなかったと指摘し、「自民党の幹事長だけでなく政府・与党全体の深刻な台風被害に対する認識が問われる」と訴えました。