赤旗2019年9月25日付
日本共産党の小池晃書記局長は24日、国会内で記者会見し、国連気候行動サミットに参加した小泉進次郎環境相が気候変動の取り組みは「楽しく、クールでセクシーであるべき」だと会見で発言した問題を問われ「小泉氏の大臣としての資質、資格が問われる」と批判しました。
小池氏は「気候変動で政治に求められているのはクールでもセクシーでもなく、国連のグテレス事務総長が各国に対して『美しい演説でなく、具体的な計画を』と求めたように、具体的で実効性のある計画を示すことだ」と指摘。「先進国の中で唯一、石炭火力発電所を新増設しようとしている日本に、国際社会から厳しい批判の目が向けられるなかで、日本の現状をどうするのかを語らず、『セクシーに取り組む』というのは、あまりに無責任であきれた発言だ」と述べました。
小池氏は高校生環境活動家のグレタ・トゥンベリさんが国連演説で世界の指導者に向かって「よくもそんなことが言えますね」と訴えたことに触れ、「この言葉は直接、小泉環境大臣に向けられるべきではないか」と語りました。そのうえで「小泉氏の大臣としての資質、資格に関わる重大な発言であり、臨時国会でも問題にしていきたい」と述べました。