日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

党創立97周年記念講演会  当選した参院議員7氏のあいさつ

2019年08月09日

赤旗2019年8月9日付

 8日の日本共産党創立97周年記念講演会で、当選した参院議員7氏のあいさつ(要旨)を紹介します。


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二つの「ありがとう」を胸に

埼玉選挙区 伊藤岳さん

 

 最初に国政に挑戦した2001年から7回転びましたが、8回目の今回ようやく起き上がりました。5回目の挑戦までは、共産党の前進には客観的な困難がありました。

 

 先日、祝いに駆けつけた私の次男が「おやじも苦労しただろうけど、おれも苦労した。選挙の翌日に学校で『またお前のおやじ負けたな』と言われるのが嫌だった」と話してくれました。その息子が「信念は実るもんだな。おやじ、あらためて尊敬するよ」と言ってくれました。

 

 そして皆さんと野党共闘の新しい時代を開き、いま日本共産党はその要の位置を占めるようになりました。

 

 この18年、私を奮い立たせてくれたのは日本共産党の綱領の立場です。もう一つは今の政治に痛めつけられた市民の現状と怒りです。私は綱領の立場と、一緒にくじけずたたかってくれた市民の皆さんに「ありがとう」と言いたい。二つの「ありがとう」を胸に、6年間の議員活動に全力でまい進する決意です。

 

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あなたの声を政治にいかす

東京選挙区 吉良よし子さん

 

 先週末、愛知の「表現の不自由展・その後」の企画展が政治的圧力と脅迫により中止へ追い込まれてしまいました。こんなふうに日本で表現の不自由が広がること、見過ごすわけにはいきません。

 

 選挙中、私の手を握ってくれた方が絞り出すように「生活が苦しい。仕事がつらい」と話してくれました。駅頭で私のスピーチを聞いていた、小さな子を抱えている女性と目が合った瞬間、泣きそうな顔をしながら深くうなずいてくれました。

 

 そういう痛みや苦しみを取り除いていくことが政治の仕事です。この6年、苦しい現場でもあきらめず声を上げるみなさんと力を合わせてブラック企業の企業名公表制度、就活セクハラの相談窓口を実現することができました。

 

 あなたの声が政治を動かす力です。その声を政治に届け、社会を変える、これが日本共産党の議席です。共産党の議員として、2期目もあなたと一緒に希望ある政治の実現へ全力あげる決意です。

 

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「本気の共闘」さらにできる

京都選挙区 倉林明子さん

 

 (改選)定数2の京都選挙区で1票を争う大激戦を勝ち抜き、(京都府では)比例で自民党に次ぐ第2党を取り戻し、選挙区では2万7千票を上乗せし、得票率も25・8%に伸ばしました。

 

 この勝利には、市民との共同の力がありました。「まさか自分が、共産党の候補者を応援する日が来るとは思いもしなかった」と告白し、市民が次々と応援演説に立つ姿は見たことのないものでした。

 

 6年間、地元にとって使い勝手のいい議員になろうと働いてきたことが、党や後援会の皆さんのやったことのない支持拡大につながりました。自治体首長にも変化が生まれ、直面する行政課題を待ち構えていたように語ってくれる方も少なくありません。

 

 自公政権のもとで地方が疲弊し、自治権が脅かされている事態は深刻です。京都でも「本気の共闘」にはまだまだ伸びしろがあると実感しています。来年2月の京都市長選、来たるべき総選挙でもさらなる前進を誓います。

 

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安倍農政転換へ全力あげる

比例代表 紙智子さん

 

 選挙が終わって北海道、東北6県を報告にまわりました。「当選させることができてよかった」「次の選挙の勝利のためにも、自力をつけて頑張る」と固く手を握ってくれた方のぬくもりを通じて、議席の重みを痛感しました。

 

 一方では、「安倍政権をノックアウトしてください」「日米FTA(自由貿易協定)は許せない」「沿岸漁民に魚をとらせろ」といった農漁業者の要請や激励を受けました。

 

 東北では3年前と比べても、市民と野党の共闘の威力が大きく発揮されたと実感しました。この力が全国10選挙区で自民党を減らし、改憲勢力3分の2を割らせたと確信しています。

 

 先日、難病患者・障害者・家族の全道集会に参加し、切なる願いが届けられました。また、食料自給率が史上最低となったことへの警告と、早く安倍農政を転換してほしいという要求が届けられました。さまざまな国民の願いに全力で応え、頑張る決意です。

 

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9条改憲 サヨナラ告げよう

比例代表 井上哲士さん

 

 参院選では、暮らしの希望とともに、被爆2世として、核兵器禁止条約を採択した国連会議に参加したただ一人の参議院議員として、この条約への批准を迫る責務が私にはあると語りぬき、被爆者の平和の思いが刻み込まれた憲法9条を守りぬく責務があると訴えぬきました。

 

 広島の平和記念式典で2人の小学生が行った「平和の誓い」はこう述べました。「『ありがとう』や『ごめんね』の言葉で認め合い許し合うこと、寄り添い、助け合うこと、相手を知り、違いを理解しようと努力すること。自分の周りを平和にすることは私たち子どもにもできることです」

 

 これを一番学ぶべきは安倍首相ではないでしょうか。国民の中にも近隣諸国との間にも分断と対立をあおり、国民の審判を逆さまに描いて憲法9条改悪に執念を燃やす安倍政権にサヨナラを告げるために、引き続き参院国対委員長として、市民と野党の共闘をさらに前進させるために力を尽くします。

 

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“希望”に子どもたちも共感

比例代表 山下芳生さん

 

 選挙最終盤、マンションに向かって演説していると、学校帰りの子どもたちが公園で聞き始め、途中から「そうだ」の声が上がり、とうとう最後まで聞いてくれました。

 

 演説後、子どもたちが近づいてきて「サインください」と10人ほど列ができました。「話分かった?」と聞いたら、4年生の子が「分かりました。僕のお兄ちゃんは高校生で、お母さんが『これからお金がたくさんいる』と言っています」と。

 

 演説では、日本の大学の授業料が高すぎること、ヨーロッパでは基本的にゼロ円になっていること、日本共産党は速やかに半額にし、段階的にゼロ円を目指していることを紹介しました。私たちの語る希望は、子どもたちに伝わる力を持っています。サインでは名前と一緒に「子どもたちは未来です」と書きました。子どもたちに戦争のない未来を手渡すのは、わたしたちおとなの責任です。ご一緒にそのために力を合わせようではありませんか。

 

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心を一つに政治を変えよう

比例代表 小池晃さん

 

 この4年間で市民と野党の共闘は、「共産党がいると勝てない」という議論は影を潜め、「共産党がいないと勝てない」と、大きな前進がありました。

 

 共闘の源流はオール沖縄のたたかいです。ちょうど1年前の今日、(沖縄県知事だった)翁長雄志さんが亡くなりました。「赤旗」で沖縄県政策参与の照屋義実さんは、翁長さんの「保守・革新が対立したままでは、上から笑っている人がいる」「心を一つにまとまっていかないと、県民を救う道はない」との言葉を紹介しました。文字通り命をかけて共闘を訴えた覚悟に応えなければなりません。

 

 このバッジは、448万3411人の怒りと苦しみと希望が詰まった、市民と野党の共闘への期待が詰まった、議席に届かなかった仲間の思いが詰まったバッジです。

 

 この思いを絶対に無駄にしない。政治を変えよう。本気で変えよう。安倍政権を倒し、新しい政治をつくろう。くらしに希望を!

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