赤旗2019年8月3日付
日本共産党の小池晃書記局長、田村智子副委員長(青年・学生委員会責任者)、山下芳生副委員長は2日、日本民主青年同盟(民青)の小山農(みのる)委員長ら役員と党本部で懇談し、参院選挙の受け止めなどについて交流しました。
参院選の結果について小山氏は、「共産党が議席を減らしたことは残念でしたが、改憲勢力が3分の2を割ったことはうれしい結果です」と発言。民青は選挙中も要求を掲げて行動し、全国各地で今の政治を変えたいと願う多くの青年と結びついたと語りました。
民青役員からも、「街頭で学費・奨学金や働き方などについて青年と対話するなかで、共産党の政策や財源論が『現実的ですね』と響いた」「自分で問題意識をもって、共産党の宣伝を聞きに来る若者が増えていた」などの感想が出されました。
一方で小山氏は、要求はかみあっても、「よくわからないから投票へは行かない」と答える青年も少なくなかったことも紹介。「そうした思いとも切り結んで、政治や社会は変えられると伝える対話も生まれた」とのべました。
小池氏は、参院選で市民と野党の共闘がさらに前進したことなどを説明。「党の会議でも、各地で青年が行動していた話がたくさん出てきました」とのべ、この経験を今後に生かしていけるよう民青とも力をあわせていきたいと語りました。
この他にも、消費税増税を許さないたたかいや、最低賃金引き上げの取り組みを進めることなどの意見交換をしました。さらに、民青として原水爆禁止世界大会などもきっかけに同盟員を増やしていくことや、あらためて都道府県ごとに党と民青の懇談を進めていくことなどを話しあいました。