赤旗2019年8月2日付
野党統一議員と共産党 エール交換
臨時国会召集の1日、参院選1人区で「市民と野党の共闘」で大激戦を勝ち抜いた野党統一議員が初登院し、6年間の国会活動にのぞむ決意を記者団に語りました。
滋賀選挙区から勝ち上がった嘉田由紀子議員は、日本共産党の小池晃書記局長、選挙戦で共に街頭に立った山下芳生、田村智子の両副委員長らとがっちり握手し、エール交換しました。
嘉田氏は「子育て政策、女性参画、ダムだけに頼らない水害対策にとりくみたい」と抱負を語りました。また、胸につけたハトとトンボのバッジについて問われると、同選挙区で立候補を取り下げた日本共産党の佐藤耕平、立憲民主党の田島一成両氏から託されたものだと紹介し、「野党統一候補として、みんなで一緒に政策協定で選挙をたたかってきた。その思いを集約したのがこのバッジだ」と語りました。
愛媛選挙区の永江孝子議員は、安倍政権と対峙(たいじ)する意気込みについて「大企業優先でお金持ち優遇という政治の流れを変えたい。この思いをもっている議員は新人も含めて大勢いると思うので、しっかり手を組んでやっていきたい」と力を込めました。
秋田での陸上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画への反対を正面から訴えた秋田選挙区の寺田静議員は「できることは全てやっていきたい。県選出の与党議員からも、あの場所(秋田での配備)はおかしいと声をあげてもらえるように議会の輪を広げていきたい」と語りました。