赤旗2019年7月30日付
改憲策動の行き詰まりあらわ
日本共産党の小池晃書記局長は29日、党本部で記者団から、自民党の萩生田光一幹事長代行が右派系インターネット番組で「有力な方を議長において憲法改正シフトを国会が行っていくというのが極めて大事だ」と、安倍改憲のために「三権の長」の一人である衆院議長の交代も必要との認識を示した発言について問われ、「言語道断だ」と厳しく批判しました。
小池氏は、萩生田氏の発言について「自民党の改憲策動というのは、自分たちが立てた議長が邪魔になるくらい行き詰まっているということだ。いよいよ改憲そのものが行き詰まっている」と指摘。「そもそも首相側近が議長人事に口を出すこと自体が、議会制民主主義の根本、三権分立の根本的な理念を乱暴に踏みにじるものだ」と批判しました。
小池氏は、野党と市民連合の政策合意で、安倍政権による9条改定に反対し、改憲発議そのものをさせないことで一致していると強調し、その立場で全力を尽くすと表明しました。