赤旗2019年7月30日付
全国都道府県委員長会議 小池書記局長が報告
日本共産党は29日、全国都道府県委員長会議を党本部で開きました。
全党が参議院選挙の結果についての常任幹部会の声明の討議・具体化をすすめ、8、9月に党員拡大を根幹とした党勢拡大に直ちに打って出る意思統一をはかるためのものです。
小池晃書記局長が報告しました。(全文)
小池氏は、「声明」を急いで全党員が読み、全支部グループが討議し、参院選の成果に確信を持って立ち上がることを重視して「声明」をともにたたかった人々にも届け、総選挙に向けて共同のたたかいを発展させようと呼びかけました。
そのうえで、「声明」が「成果を確信に、悔しさをバネに」党づくりの仕事に「新たな意気込みで臨もう」と述べていることを強調して、この8、9月、来るべき総選挙に向けて強く大きな党をつくる仕事にとりくもうと訴えて次の活動を呼びかけました。
党員拡大ですべての支部・グループが9月末までに1人以上の新しい党員を迎え、新入党員の成長に責任を持つことです。
「しんぶん赤旗」読者の拡大では7月から奮闘し、全都道府県・全地区が8、9月、読者を増勢にすることです。
小池氏は、なぜ、8、9月に党勢拡大で頑張りぬくことが大事かを(1)党の自力の問題は参院選の最大の教訓(2)選挙でつくった条件を、直ちに生かす(3)消費税増税、改憲阻止のたたかいが重要な局面を迎える中、その先頭に立つ日本共産党を強く大きくしていくとき―の3点を上げて訴えました。
小池氏は、「最大の結節点は、8月8日の党創立97周年記念講演会だ」と述べ、これを節にした計画と段取りで広く案内し、講演を力に党に迎えようと述べました。
活発に討論
討論では24人が発言。参院選での「市民と野党の共闘」の前進の豊かな経験とともに率直な自己検討を含めた党の自力つくりについて述べ、8、9月の党勢拡大の決意を語りました。
改憲勢力の3分の2阻止、野党統一候補の勝利、共産党の大健闘に有権者から多くの喜びの声が寄せられ、党勢拡大の可能性と条件が広がっていることが示されました。
「議席を獲得した翌日、駅頭で報告にたったら自主的に250人もの人たちが集まってくれた」「支持者を訪問すると、『よく来てくれた、一緒に喜びたかった』と言われた」などが報告されました。
「対話した青年が、宣伝カーのマイクで話したいといい、奨学金や学費の党の提案を語り、共産党の応援演説をしてくれた」など、若い世代、子育て世代の中で党の提案に共感が広がり対話が弾み、支持が広がった経験も各県から報告されました。
小池氏がまとめ
小池氏がまとめをおこない、「市民と野党の共同」がかつてなく広がった選挙で、その中で、共産党ががんばったことが勝利につながり、党の存在感が高まっていると指摘。この信頼、期待に応えるチャンスを握って離さず、一緒にたたかった人たちの中に対象者は無限にいると述べて、党員、読者を広げに広げようと呼びかけました。