赤旗2019年7月23日付
小池晃氏
共闘のキーマン
党書記局長として全国を東奔西走。テレビにも多く出演する、与野党問わず参院きっての論客です。一方、街頭ではわかりやすくユーモアたっぷりの演説が人気。共闘発展を貫く姿勢に、野党の国会議員からは「政策力・政局観・フットワーク、いずれも政界随一の共闘のキーマン」と評判です。
1998年、参院比例代表で初当選。医師として、社会保障制度の弱さから医療現場で救えなかった命を多く見てきました。「命を守る」が原点です。
1960年東京都生まれ。東北大卒。党書記局長、医師。4期目。
山下芳生氏
国民に寄り添う
党副委員長として、国民の願いに寄り添い活動してきました。
昨年来、各地の学校現場を視察。教職員や保護者から聞いた実態をもとに、特別支援学校の現状と役割を取り上げた質問は、子どもたちの学ぶ権利に背を向ける安倍政権の冷たい姿勢を浮き彫りにしました。
初当選は1995年。阪神・淡路大震災で生活再建への公的支援に道を開いたことが国会活動の原点です。
1960年香川県生まれ。鳥取大学卒。参院総務委員会、予算委員会などに所属。党副委員長。党参院議員団長。4期目。
井上哲士氏
首相を鋭く追及
日本共産党の参院国会対策委員長として14年。「本気の共闘」前進へ、野党間の協議に奔走してきました。
国会では鋭い外交論戦で安倍政権の「戦争する国づくり」と対決。米政府監査院が多数の欠陥を指摘するF35戦闘機の“爆買い”をやめよと首相を追及し、「質問の通り」だと声をかけてきた自民党議員もいました。
広島で育った被爆2世。「誰もが亡くなる瞬間まで人間らしく生きられる社会をつくりたい」との思いが原点。
1958年山口県生まれ。党参院幹事長・国対委員長、党幹部会委員。外交防衛委員会などに所属。4期目。
紙智子氏
命・食・農を守る
「いのち、食、農を守る」を原点に、農業をはじめ、第1次産業のエキスパートとして奮闘しています。農林漁業の現場と国会を結ぶ懸け橋として当事者の声を代弁した国会質問では、他党議員が涙する場面も。
北海道地震では震災当日に飛行機を乗り継いで東京から駆け戻りました。被災者に心を寄せる姿勢は一貫しています。
1955年札幌市生まれ。北海道女子短大卒。2001年参院選で初当選。党常任幹部会委員、党農林・漁民局長。農水委理事、沖縄北方問題特別委、東日本大震災復興特別委。4期目。
東京 吉良よし子氏
国政に声届ける
長時間労働による過労死や、就職活動生に対するセクハラ、ブラック校則の問題などで苦しむ人たちに寄り添い、その声を国政に届けてきました。
2015年2月の決算委員会で外食チェーン「すき家」「なか卯」の労働基準法違反を示し、安倍首相の「当該企業は相当悪質。厳正対処する」との答弁を引き出し、労働基準法令違反企業名の公表を実現。今年5月の厚生労働委員会では、就活中にセクハラを受けた学生の救済制度創設を、国に迫りました。
1982年高知県生まれ。早稲田大学卒。13年に初当選し2期目。党中央委員。
埼玉 伊藤岳氏
学費減額に全力
福島原発事故後、自ら呼びかけ、県内30カ所以上で取り組んだ原発反対デモ。「戦争法廃止」「9条改憲阻止」「消費税増税中止」の運動でもたたかいの先頭に立ち、市民の共同の輪を広げてきました。
かつて教師を目指したことから、ブラック企業の規制や高すぎる学費の引き下げ、奨学金の無利子化など、若者の願い実現に全力を挙げると決意しています。
1960年埼玉県川口市生まれ。文教大学人間科学部卒。参院選埼玉選挙区4回目の挑戦で初当選。
京都 倉林明子氏
命を救う政治へ
「政治で救えるいのちがある」を信条に市民の願いを国会に届けてきました。
2013年、改選数2の参院京都選挙区で初当選。同選挙区で15年ぶりに日本共産党議席を奪還しました。国会質問は239回に上り、消費税滞納の差し押さえ10万件ストップや保険証取り上げによる「手遅れ死」の実態を安倍首相に突き付け、高すぎる国保料の引き下げを求めるなど国政を動かしてきました。
1960年福島県西会津町生まれ。京都市立看護短期大学を卒業後、看護師11年間。京都府議1期、京都市議5期。