日本共産党 書記局長参議院議員
小池 晃

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小池晃の活動報告

支持拡大目標を絶対やりきる猛奮闘を  小池晃参議院選挙闘争本部長の訴え

2019年07月09日

赤旗2019年7月9日付

 小池晃参議院選挙闘争本部長は8日、「4日間大作戦」の到達を踏まえ、参院選勝利にむけて、「目標と期日」にこだわりぬくための訴えをおこない、全国の党組織に党内通信で中継しました。訴えは次の通りです。


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 日本の命運がかかった参議院選挙が公示されました。比例も、選挙区も大激戦、大接戦です。必ず勝利・躍進をつかもうではありませんか。

 

 選挙序盤の情勢はどうか。いぜんとして現状では、後退の危機を脱してはいません。同時に、これからの頑張りいかんでは、市民と野党の共闘の勝利、日本共産党躍進をかちとるチャンスが生まれています。比例代表では、率直にいって、現状ではわが党は現有議席の確保に届いていないというのが私たちの判断です。

 

 同時に、のびしろも大いにあります。今後の奮闘しだいで躍進をかちとり、比例7人全員当選を果たす条件も生まれています。

 

 選挙区では、東京、京都、大阪の現職候補がいずれも大激戦、大接戦となっており、そのほかにも、新たに議席獲得の可能性をきりひらいている選挙区も生まれています。

 

 1人区では、市民と野党の共闘の結果、多くの野党統一候補が、急速に追い上げて、大接戦に持ち込んでいます。自民党は危機感をむきだしにして、全国の1人区に党幹部を次々投入しています。

 

 何より重要なことは、比例も選挙区も、有権者の約半数が態度未定であるということです。比例も選挙区も僅差で当落が決まる選挙です。自公の激しい策動に打ち勝って、躍進のチャンスを現実のものにできるか。それともチャンスをみすみす逃して後退を喫するのか。これからの奮闘が明暗を分けることになります。

 

◇  ◆
 政治論戦では、どの問題でも、わが党が提起した問題が、選挙戦全体の中心争点に浮上してきているのが特徴です。

 

 公示前後から連続して行われた党首討論では、年金では、自動的に年金を削減していく「マクロ経済スライド」を廃止し、「減らない年金」にするかどうかが争点になりました。

 

 憲法では、「憲法を議論するかどうか」ではなく、安倍政権による自衛隊明記の9条改憲を許すのかどうかが、大争点になっています。

 

 わが党が論戦をリードしていることは、非常に鮮明になっています。そして、自公に厳しく対決し、希望ある提案を示している党の主張に共感が大きく広がっています。

 

 一方の自民党・公明党は、わが党の提案に対しなんら答えることができず、ごまかしと野党共闘攻撃に終始し、国民になんの希望も語れなくなっています。

 

 補完勢力である「維新の会」は、唯一の売り物だった「身を切る改革」が志位委員長の党首討論での一撃で無残に破たんし、「身を切る政党」ではなく「自分で自分に領収書を切る政党」であることがあらわになりました。

 

 この間の政治論戦の成果を生かして、全有権者規模で党の役割と訴えを届けることができるならば、他党支持層、無党派層にも大きく支持を広げられる――このことに確信をもって、この選挙をたたかいぬこうではありませんか。

 

 とくに、6中総決定にもとづいて、「比例を軸に」を言葉だけにせず、貫けるかどうか。党躍進の「主舞台」である比例で本格的な勢いをつくれるかどうか。ここに、後退の危険から抜け出して、躍進のチャンスを現実のものにできるかどうかのカギがあると考えます。

 

 比例で前進・躍進の流れをつくりだしてこそ、複数区での党候補の勝利、1人区での野党統一候補の勝利の道も開かれます。

 

 「財界中心」「アメリカ言いなり」という「二つのゆがみ」を正す党、共闘をブレずに貫く党の値打ちを訴え、一人一人の党員が「共産党のココが好き」という思いを語りに語ろうではありませんか。「全国は一つ」、すべての県・地区・支部が、「850万票、15%以上」の得票目標を断固としてやりぬき、「比例は共産党」の大波を起こし、必ず比例7人全員当選をかちとろうではありませんか。

 

◇  ◆
 それでは、残る2週間、勝利と躍進をかちとるカギはどこにあるか。一言でいって、自らが決めた目標と期限に責任をおいきることにあります。

 

 6月24日の私の緊急の「訴え」が衝撃をもって受け止められ、「自らの選挙としてたたかいぬこう」と全党の皆さんの猛奮闘が始まっています。

 

 さらに、公示日からの「4日間大作戦」で、対話・支持拡大のテンポがあがり、対話97万、支持拡大86万、週間単位でみればこの1週間は、対話でも支持拡大でも、前の週の1・8倍となりました。大変な努力があらわれています。

 

 しかし、変化は起こっていますが、このテンポでは支持拡大目標の達成には届かないことを直視しなければなりません。6中総決定は、「公示までに支持拡大目標をやりきる」ことをよびかけました。支持拡大目標をやりきらなければ、勝利の保障はありません。

 

 支持拡大目標は、850万票を実現するためには、絶対にやりぬかなければならない目標です。「やれるだけやる」というものにしてはなりません。そして、選挙闘争は、期限が限られたたたかいです。目標と期限にこだわりぬいて、この課題をやりぬき、勝利をつかまなければなりません。そのために何が必要かを今日の常任幹部会でも真剣に議論しました。

 

 以上をふまえて、全国の党機関役員、地方議員、支部長・グループ責任者によびかけます。

 

 全国1730万の支持拡大目標、それぞれの党組織が掲げた支持拡大目標を、掛け値なしに、絶対にやりきる決意をあらためて固め、それをやりぬくあらゆる手だてをとりきることを訴えます。

 

 そこにむけた最小限の目標として、党創立97周年の記念日である7月15日までに、前々回2013年・前回2016年の参院選の支持拡大の最終到達、これを超える支持拡大を必ずやりきることを心から訴えます。

 

 7月15日までに過去の支持拡大の最終到達を突破し、投票日にむけて支持拡大目標をやりぬき、青天井に広げに広げていこうではありませんか。

 

 これをやりきるには、この1週間の支持拡大のテンポを5倍にすることが必要になります。トップギアで頑張りぬいて、大飛躍をおこそうではありませんか。

 

 私も全身全霊をかけてたたかい抜く決意を表明して、訴えといたします。

 

 頑張りましょう。

 

 そして必ず、勝ちましょう!

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