日本共産党参議院議員・医師 小池晃 アーカイブ[〜2008] 小池あきらホームページへ

小池あきらのかけある記


2004年2月18日

外苑診療所の「新年会」でごあいさつ。「玉川上水をまもれ」と文化庁へ。そして「改悪消費税法の凍結を」と署名提出集会。

 渋谷区・神宮前の東京勤医会・外苑診療所で「新年会」。「新年」というにはちょっと遅めですが、梅津所長の説明によれば、高齢者の多い地域だけに、すこしだけ暖かくなったころにという配慮から、この時期の開催とのことでした。なるほど。
 参加者のみなさんは口々に「戦争は絶対にいや」「年金が下がりっぱなし。何とかして」と訴えておられました。私は「今日の天気のように暖かい政治を実現するため、参議院選挙でがんばります」とごあいさつしました(写真上)。

 そして国会へ。「幹線道路計画から玉川上水をまもれ」と運動されている地域住民のみなさんたちとご一緒に、文化庁からの聞き取り調査です(写真下)。
 玉川上水は、17世紀半ばに多摩川から当時の江戸の町に飲料水を届けるため、東京・羽村市から新宿区の四谷まで43キロを結んだ歴史的遺産です。私がかつて住んでいた武蔵野市の中心を流れる玉川上水の周辺は緑も残って、散策するには絶好の憩いの場所となっていました。
 ところが東京都はこの玉川上水と交差させて、36メートル幅の都道を2本計画。沿線住民からは「史跡と生活が破壊される」と危惧の声が上がっています。
 昨年8月には文化庁がこの玉川上水を文化財(国史跡)として指定。今日はこの経過と今後の対応について文化庁にただしました。文化庁は「史跡価値を損なう道路建設は許可しない」と説明しましたが、橋を架けて道路をつくることがそれに該当するかどうかは明言を避け、水路や築堤が保全されればよいという趣旨を説明しました。
 しかし史跡としての価値は単に「水が流れていればいい」というものではないはずです。36メートル道路で分断されたら環境は激変します。文化庁には「あなた方は”国土交通省河川局”ではなく、”文化庁”なのだから、きちんと文化的配慮をして玉川上水を守ってください」と申し入れました。
 ともあれ史跡指定は、玉川上水を守る足がかりとなるもの。これを生かして、沿線住民のくらしを守るたたかいと結びつけて、世論を盛り上げていきたいと思います。

 その後国会内で全国商工団体連合会のみなさんの署名提出集会。「改悪消費税凍結」の140万人分の署名を受け取りました。私は「消費税免税点引き下げは、消費税増税に道を開くだけでなく、これ自体が大増税。そのことを太く追及していきたい」とごあいさつしました。


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