日本共産党参議院議員・医師 小池晃 アーカイブ[〜2008] 小池あきらホームページへ

小池あきらのかけある記


2004年2月1日

NHK「日曜討論」に出演。その後、板橋区の”なかなかえいや”後援会の「新春のつどい」、学者・研究者後援会全国交流集会でごあいさつ、最後は千葉県労連主催の「年金大学習会」で国会報告しました。

 私は今朝のNHK「日曜討論」で、先週1週間で「イラク戦争の大義」も、「憲法違反でないという説明」も、「派兵するサマワは安全だという説明」もすべての根拠が崩れたことを強調しました。そもそも、戦争の大義とされた「大量破壊兵器の存在」は米国の調査団長によって劇的に否定され、派兵される自衛隊が占領軍の一翼を担う、すなわち明白な憲法違反であることも明らかになり、その上派兵計画の前提である政府の説明がウソだらけでした。とどめに審議をうち切って強行採決したのですから言語道断です。
 1週間の議論で派兵の根拠がすべてなくなったのですから、自衛隊派兵は撤回するしかありません。
 自民党の額賀氏も公明党の北側氏も、政府の説明に問題があることを認めざるを得ませんでした。しかし額賀氏は「野党の審議拒否はルール違反」などというので、私は「審議拒否をしたのは与党の側。『審議打ち切り動議』を出したのは与党ではないか」と問いただしました。そして、国会で存在しないサマワの評議会を「ある」と言ったり、会ってもいない議長に「会った」と言うなどウソをつき、肝心な情報は隠ぺいしてきたことを指摘し、「こうしたことは一事が万事。日本の政府はこんな大事な問題で、国民に平気でウソをつく政府だ」と糾弾しました。

 NHK「日曜討論」出演の後、板橋区の「中仲栄弥(なかなかえいや)」後援会の「新春のつどい」でごあいさつ。中板橋、仲町、栄町、弥生町の合同後援会です。地元在住の中島武敏元衆議院議員も出席されていました。

 さらに麹町へ。全国学者・研究者日本共産党後援会主催の「参議院選挙の勝利めざす2・1全国交流集会」でごあいさつ(写真上)。全国から集まった学者・研究者、大学教職員、大学院生のみなさんに、5人の党比例代表候補を代表してご支持を訴えました。

 最後は千葉市へ。千葉県労働組合連合会主催の「年金大学習会」で国会報告を行いました。
 1月30日に発表された与党の年金改悪案は、国民年金保険料を毎年3360円、厚生年金は平均毎年1万円、13年間連続して引き上げるというもの。真綿で首を絞めるようなやり方です。そしてもらえる年金は2割カット、しかも、リストラの進行や少子化の進展があれば、国会審議抜きでどんどん年金給付を引き下げる仕組みまで盛り込みました。
 30日に発表された総務省の「家計調査」によれば、サラリーマン世帯の年収は2000年から2003年にかけて43万7000円も落ち込んでいます。すさまじい賃下げが進んでいるのです。ここに毎年1万円もの保険料の引き上げが加われば、くらしはとても成り立ちません。
 私は、年金改悪案の撤回を求めて、全力でたたかう決意を表明しました。


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