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小池政策委員長 菅首相の「消費税10%」発言批判


2010年6月18日(金)「しんぶん赤旗」より転載
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(写真)日本共産党の躍進を訴える小池晃参院議員・東京選挙区予定候補=17日、東京・新宿駅東口

 日本共産党の小池晃政策委員長・参院東京選挙区予定候補は17日、JR新宿駅東口の街頭演説で、菅直人首相が民主党の参院選公約発表記者会見で、"消費税10%を参考にする"と発言したことを批判し、「とんでもない発言だ。参院選は消費税増税を許すのか正面から問われる選挙になった。消費税増税にブレーキをかける私を東京から送り出してください」と訴えました。

 演説直前にアルタビジョンで菅首相発言が報じられ、待ち合わせの若者や会社帰りのサラリーマンが小池氏の演説に注目しました。

 小池氏は消費税が10%になれば平均的な4人家族で16万円の負担増になることを示し「消費税は所得の少ない人、母子家庭、高齢者の家庭などを避けて通らない。弱いものに一番重くのしかかる税金。この経済状況で10%に引き上げれば暮らしは成り立たない」と指摘。民主党が2009年総選挙で「無駄を削れば財源はできる」と言いながら、政権につくと消費税増税を言い出すのはきわめて無責任だと批判しました。

 また、経済産業省が求める法人税15%引き下げを実施すれば9兆円の税収減になり、消費税を5%上げても4%分は消えてしまうと告発。「暮らし、社会保障のためにはならない。大企業に減税し、庶民に穴埋めをさせるやり方は間違いだ」と語りました。

 アルタビジョン前で足を止めた渋谷区の女性(40)は「財政再建のために消費税増税は仕方がないと思っていたが、小池さんの話を聞いてカラクリがあるのがわかった」と話していました。


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